85年

Karl Lagarfeldが亡くなりました。

 

私ちょうどロンドンからパリへ向かう電車のでその事を知り、なんてタイミングだろうと。

 

ちょうどawのショーの2週間前。

 

どちらかというと私自身は直接そこまで大きな影響受けた訳じゃないけど、30年以上CHANELのディレクター、FENDIChloe、Karl Lagarfeld等を通じアイコンとして存在していた人が人々にどれだけの影響を与えてきたかと思うと惜しむ気持ちや悲しい気持ちを置いて言葉にならない気持ちになり彼の事を思ってみた。

 

彼の生涯を詳しく知らなくても彼が85歳まで自分の想いを服に、世界観にのせて伝え続けていた事は1年という短い時間だったけど、同じ現場に関わらさせてもらって伝わってきたから。

 

愛とクリエーションに溢れた人だったんでしょう。

 

直接話しをする事はなくても、撮影中に目が合うといつもニコってしてくれたな。

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初めてシャネルのショーに関わったのはcouture ss 2012。 震災から1年経った時にカールさんがクチュールのショーをもう1回日本でした時でした。

 

加茂さんと出会ってちょうど1年経った時でもちろんヘアは出来ないけどオーガナイズしに行ったけ…って思うとこの時から私のオーガナイズの仕事は始まってたんだなw

 

ルチアともこの1年一緒にシャネルの仕事をしてきたけど、思い入れがあるのは関わってなくても加茂さんがしたショー。

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この時はまだ加茂さんと出会ってなかったけど、この数年後にみんなでこれを全部作り直したからだろうな…w

 

この2つのシーズンのヘッドピースは本当に素晴らしい作品だと今でも思う。

 

カールさんは自分の仕事が好きだから弱音や辛い思いを言わないって、服を買う人達はそれを着て幸せを感じる為であって作り手の辛さを知る為じゃないって。

 

本当にその通りだと思うし、私達の仕事の根本はそこにあるんだろうと思う。

 

毎日悩む事はあるけど、私の人生なんてまだ始まったばかりで小さな事でいつも悩んでるなって思わされた。

 

改めて自分の仕事を見つめなおす機会になりました。

 

Rest In Peace

 

kanako